ルーチンワークって面倒くさいですよね。あれやってこれやってそれやって、それを繰り返して処理できればいいのに…って。できちゃうんです!
難しい知識も不要で、いつも通りの操作を処理手順として記憶させることで繰り返し処理させることができるんです!
困りごと
この記事で以下のことが解決します。
- 作業手順が複雑だけど繰り返しで処理させたい
- 定常作業を一発で行いたい
解消方法
サクラエディタのマクロ機能を使用することで解消できます。
マクロ記録~マクロ実行の方法は以下の通りです。
- サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの記録開始」を選択でマクロの記録が開始(Shiftキー + Ctrlキー + Mキー 押下と同等)
- ルーチン(繰り返し)処理を実際に行う
- サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの記録終了」を選択でマクロの記録が終了(Shiftキー + Ctrlキー + Mキー 押下と同等)
- サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの実行」を選択で記録しているマクロを実行(Shiftキー + Ctrlキー + Lキー 押下と同等)
- サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの保存」を選択でマクロをファイル出力(Shiftキー + Mキー 押下と同等)
記録したマクロの生存期間(マクロが使用できる期間)ですが、サクラエディタが開かれている間となります。
サクラエディタを閉じると記録されたマクロは削除されるため、再度サクラエディタを開いてもマクロは実行できないので注意してください。

せっかく作成したのに消えてしまうんか?
起動する度に作るのはむっちゃ大変やで。
いえいえ、もちろんマクロを保存して置くことも可能です。マクロ保存~マクロ実行の方法は以下の通りです。
- キーマクロを記録した状態で、サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの保存」を選択でマクロをファイル化して保存(Ctrlキー + Mキー 押下と同等)
- サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの読み込み」を選択でファイルからマクロを読み込む(Ctrlキー + Lキー 押下と同等)
「キーマクロの読み込み」を行った後は、「キーマクロの実行」でマクロを実行させることが可能となります。
各ケースの対応方法
作業手順が複雑だけど繰り返し処理させたい
繰り返し処理の前提条件として以下の手順を行う場合を仮定します。
- 文字列”ABC”で検索しヒット箇所を文字列”12345″に変換
- 文字列”ABC”で検索しヒットした行の頭に”★”を追記
- 文字列”ABC”で検索しヒットした行の次に1行の空行を追加
サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの記録終了」を選択(Shiftキー + Ctrlキー + Mキー 押下)し、マクロの記録を終了します。
サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの実行」を選択(Shiftキー + Ctrlキー + Lキー 押下)で記録しているマクロを実行します。
マクロ実行により、手順1~3の処理がまとめて行われました。
次の対象となる箇所も処理されています。
定常作業を一発で行いたい
上記の記録したマクロを定常作業と仮定します。そのマクロを保存しておき、サクラエディタを起動時にマクロを読み込んで実行します。
キーマクロを記録した状態で、サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの保存」を選択(Ctrlキー + Mキー 押下)し、マクロをmacファイル化して保存します。
保存されたmacファイルはエディタで開くことが可能です。内容を確認するとサクラエディタで公開されているマクロ関数が記載されています。
コメント付きなので、何の処理がされているかも分かります。このmacファイルを改修することで動作を変えることも可能です。
定常作業を行う対象のファイルを開き、サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの読み込み」を選択(Ctrlキー + Lキー 押下)し、macファイルからマクロを読み込みます。
マクロ読み込み後、サクラエディタのメニュー「ツール」-「キーマクロの実行」を選択(Shiftキー + Ctrlキー + Lキー 押下)で読み込んだマクロを実行します。
マクロが実行され、処理が行われたことが分かります。
まとめ
- マクロは少し複雑な手順でも操作によって記録することができる
- 繰り返すポイントを押さえればマクロ実行を連続で行うことができる
- ファイルとして保存ができるので使いまわせる
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